• メール送信者のガイドライン強化に伴い、独自ドメイン(今回は example.com を例にします)から配信するメールのセキュリティ対策(SPF・DKIM・DMARC)が必須となっています 。

    この記事では、Amazon Route 53 と Google Workspace を組み合わせて設定を行った際の一連の流れや、ハマりやすい落とし穴、レポート解析とポリシー引き上げ(p=nonep=quarantinep=reject)のステップをまとめて解説します 。

    1. なぜSPF/DKIMだけでなく「DMARC」まで必要なのか?

    「SPFとDKIMを設定しておけば十分なのでは?」と思われがちですが、これら単体では防げないセキュリティ上のリスクが存在します 。

    • 「表示上の差出人(Header From)」のなりすましを防げない SPFは配送用アドレス(Envelope From)、DKIMは署名ドメインをチェックしますが、受信者が目にする「表示用差出人(From:)」の偽装までは防げません 。
    • 認証失敗時の対応を指定できない SPF/DKIMだけでは、認証失敗したメールを「迷惑メールにするか」「拒否するか」の判定が相手のメールサーバー任せになります 。
    • 悪用状況の把握ができない 自社ドメインが第三者にフィッシング詐欺などで不正利用されていても、それに気付ける仕組みがありません 。

    DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)を設定することで初めて、「なりすましメールを拒否・隔離させる指示」「不正利用状況の集計レポート(RUA)の受信」が可能になります 。

    2. STEP 1:SPFレコードの設定(Route 53)

    まずは基本となる SPF レコードを登録します 。

    • ホスト名(レコード名): 空白(ルートドメイン example.com
    • レコードタイプ: TXT
    • :Plaintextv=spf1 include:_spf.google.com ~all

    💡 はまりポイント&注意点

    • 同一ホスト名の既存TXTレコードがある場合 Google のドメイン所有権確認(google-site-verification=...)などが既にルートドメインに存在する場合、Route 53 では改行を入れて複数行で同一 TXT レコード内に併記することができます 。
    • ダブルクォーテーションの扱い "google-site-verification=...""v=spf1 ..." のようにダブルクォーテーションが付いている・付いていないが混在しても、Route 53 側で自動調整して処理されます 。

    3. STEP 2:DKIMレコードの設定と「255文字制限」の解決法

    次に、電子署名によりメールの改ざんを防ぐ DKIM レコードを設定します 。

    • ホスト名(レコード名): google._domainkey (※空白にしてはいけません。右側に .example.com が自動補完されます)
    • レコードタイプ: TXT

    💡 はまりポイント:CharacterStringTooLong エラーの回避

    Google Workspace で生成される 2048 ビットの DKIM 鍵は文字列が非常に長いため、Route 53 にそのまま貼り付けると「1つの文字列が255文字を超えている」エラーが出ます 。

    【解決策】 鍵の文字列を半角スペースまたは改行を挟み、ダブルクォーテーション " で2つに分割して入力します 。

    Plaintext

    "v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIjANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOCAQ8AMIIBCgKCAQE..."
    "前半の続き〜〜後半のキー文字列..."

    ※分割して記述しても、DNS側で自動的に1つの鍵として連結されて認識されます 。

    4. STEP 3:DMARC初期設定(監視モード:p=none

    SPF・DKIMの設定完了後、いきなりメールを拒否する設定にはせず、まずは自社からの正規メールに影響が出ないよう「監視モード」でスタートします 。

    • ホスト名(レコード名): _dmarc (※DMARCの仕様上、必ず _dmarc の指定が必要です)
    • レコードタイプ: TXT
    • :Plaintextv=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc-reports@example.com;
    • TTL: 初期検証時は 300(5分など短めにしておくと変更の反映が早いため安全です)

    5. STEP 4:DMARC集計レポート(RUA)の活用と確認方法

    rua=mailto: で指定したアドレス宛に、Gmail や Docomo などの受信側サーバーから1日〜数日に1回、XML形式の集計レポートが届くようになります 。

    レポートの読み方とツール

    添付されている .xml (または .zip / .gz)ファイルは機械処理向けのため、目視での解読は困難です 。

    • 無料ウェブ可視化ツール(MxToolbox, DMARCian XML Parser など)に XML ファイルをアップロードして確認する 。
    • 専用の解析 SaaS サービス(Postmark DMARC などの無料/有料サービス)にレポート送付先アドレスを切り替えてグラフ可視化する 。

    レポートで確認すべき点

    • 自社で利用している正規の送信元(Google Workspace 等)が PASS(認証成功)になっているか 。
    • 第三者によるなりすまし送信(FAIL)が発生していないか 。
    • ※自社からの送信メールが問題なく PASS している通知もレポートには含まれます 。

    6. STEP 5:DMARCポリシーの段階的強化(quarantinereject

    レポートを確認し、正規メールの認証漏れ(メルマガツールや別Webサーバーからの送信漏れなど)がないことを確認できたら、段階的にセキュリティレベルを引き上げます 。

    第1段階引き上げ:隔離モード(p=quarantine

    認証に失敗したサードパーティ等のなりすましメールを、受信者の「迷惑メールフォルダ」に隔離させます 。

    Plaintext

    v=DMARC1; p=quarantine; rua=mailto:dmarc-reports@example.com;

    最終段階引き上げ:拒否モード(p=reject

    認証に失敗したなりすましメールを受信側サーバーで完全に拒否(受取拒否/ブロック)し、相手にすら届けさせない最高レベルのセキュリティにします 。

    Plaintext

    v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@example.com;

    まとめ

    1. SPF:ルートドメイン(空白)の TXT に記述。複数設定は改行で併記 。
    2. DKIMgoogle._domainkey の TXT に記述。255文字制限は " で分割して回避 。
    3. DMARC_dmarc の TXT に記述。p=none から始めてレポート(RUA)を確認し、p=quarantinep=reject へ安全に引き上げる 。

    正しいステップを踏むことで、自社ドメインのなりすまし被害を防ぐとともに、大切なメールが相手に届く確率(到達率)を最大限に高めることができます 。

  • みなさん、こんにちは!楽しかった15日間のヨーロッパ黄金ルート(ドイツ・イタリア・スイス・フランス)周遊旅も、いよいよ今日が最終日(7月15日)となりました。

    本日はフランスのコルマールを出発し、スイスのバーゼルを経由してドイツのフランクフルト空港へ。そこから日本(成田)への直行便で帰国します!

    🚆 コルマールからバーゼルへ!遅延がもたらした「怪我の功名」

    朝食を済ませ、午前10:00頃にホテルをチェックアウト。駅まで歩いて向かい、10:53台の普通列車に乗車する予定でした。

    しかし駅に着くと「列車遅延」の案内が。当初は15分遅れとのことでしたが、最終的には約30分遅れての出発となりました。

    普通なら焦るところですが、実はもともとバーゼルSBB駅での乗り換え時間を「2時間以上」とかなり余裕を持って組んでいたため、この遅れのおかげで乗り換え待ちが「約1時間」というベストなタイミングに縮小!怪我の功名で、かえってスムーズなスケジュールになりました(笑)。

    🥨 バーゼルSBB駅の思い出と、絶品プレッツェル

    バーゼルSBB駅に到着。ここは過去にスイスからパリへ向かうTGVへ乗り換えた思い出の駅です。

    当時は乗り換え時間が10分もなく、「本当に間に合うのだろうか……」と冷や冷やしながら並んだホームに猛ダッシュした記憶がありました。

    今回改めてそのホームを眺めて歩き、「あぁ、あの時焦って走ったのはこのあたりだったな」と懐かしい思い出に浸ることができました。

    駅構内を散策していると、香ばしい香りを漂わせるブレッツェル(Pretzel)のお店を発見!

    「そういえば今まで食べたことがなかったな」と思い、買ってみることに。プレーンなタイプを選んで食べてみたところ……これが大当たり!外は香ばしく中はモチモチで、旅の最後にとても良いおやつになりました。

    🚄 ICEでフランクフルト空港へ|電子表示の指定席

    バーゼルSBB駅からは、事前に手配していたドイツ鉄道の高速列車(ICE)に乗り込みます。

    ドイツの列車は、座席上のディスプレイに「どの区間が予約されているか」が表示される仕組みになっています。私たちが座る指定席にはしっかりと「Basel SBB ➔ Frankfurt(M) Flughafen」と表示されており、安心して席に落ち着くことができました。

    車窓の風景を眺めながら、列車は順調にフランクフルト空港長距離駅(Flughafen Fernbf)へ到着しました。

    ✈️ フランクフルト空港での大混雑とプライオリティラウンジ

    空港に到着し、チェックインと手荷物預け入れを済ませて出国審査へ。

    ……が、ここでまさかの大混雑!EES(出入域システム)がうまく動かないので出国に1〜2時間ほどかかってしまいました。特に指紋が乾燥しすぎてまったく認識しない!

    「これでラウンジでゆっくり搭乗までくつろげる」と思っていたのですが、さっぱり時間がなくなってしまうハプニングに(笑)。

    それでも少しだけ時間があったので、プライオリティパスで利用できるラウンジへ立ち寄りました。規模は控えめなラウンジでしたが、軽くお酒と軽食をいただき、早々に搭乗口(ボーディングブリッジ)へ移動しました。

    ✈️ JAL機内での過ごし方と「特別食(グルテンフリー)」の体験談

    帰りもフライトはボーイング787。窓のシェードは電子調整式で、ボタンで暗くするとサングラスをかけたような濃いブルーになり、外の明るさを感じつつも機内が落ち着くタイプです。

    飛行ルートは、行き(北極回り)とは異なり、トルコ・黒海の上空からタジキスタンなどの中央アジア、中国を通過して日本へ向かうおなじみの南回りルート。窓からは見渡す限りの陸地が続いていました。

    💡 【機内食の学び】グルテンフリー食を頼んでみて 今回の復路では事前に「グルテンフリー食」を指定してみたのですが、結果としては少し制約が多い印象でした。

    • キャビンアテンダントさんから何度も「グルテンフリーで間違いないか」の確認が入る
    • 途中で配られる間食(パンやスナックなど)や、プラスのデザートがもらえない
    • 料理自体の味付けもそこまで特別感があるわけではない

    「次回の搭乗時は普通食(または有料の特別メニュー)で十分だな」という良い学びになりました(笑)。なお、着陸2時間前にもらえるリフレッシュメント(軽食)は美味しくいただけました!「次回の搭乗時は普通食(または有料の特別メニュー)で十分だな」という良い学びになりました(笑)。なお、着陸2時間前にもらえるリフレッシュメント(軽食)は美味しくいただけました!

    🌍 旅の総括:15日間を振り返って

    無事に成田空港へ到着し、15日間にわたる2026年夏の欧州旅行が完結しました!

    今回の旅を改めて振り返ると、たくさんの素晴らしい思い出と発見がありました。

    1. ヴェネツィア(リド島)での海水浴 混雑する本島を離れ、リド島を拠点にしたのは大正解でした。ブルームーンビーチでの海水浴は全くストレスがなく、バスや船でゆったり移動しながら過ごす時間が本当に贅沢でした。
    2. 12年ぶりのツェルマットとマッターホルンの進化 かつて天候や工事で辿り着けなかった「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス」の最上階展望台(十字架のある場所)へ、12年越しについに登ることができました!
      12年の間に新しいロープウェイが新設され、階段だった場所がエレベーターに進化していたこと、さらにイタリア側(チェルヴィニア)まで国境を越えるロープウェイが繋がっていたことには時代の変化を深く実感しました。
    3. 為替と物価、そして海外旅行に対する考察 スイスや欧州の現地物価そのものが極端に跳ね上がっているというよりは、近年の歴史的な円安(ユーロ円・スイスフラン円のレート)によって、日本人が海外旅行をするハードルが非常に高くなっていることを肌で感じました。
      世の中の情勢や為替がどう変動しようとも、「年に1回は必ず海外へ行く」という自分のポリシーを貫き、今回も妥協なく素晴らしい景色と体験に投資できたことは本当に良かったと感じています。

    🛫 来年(2027年)の旅に向けて

    さて、無事に帰国したばかりですが、すでに気持ちは来年の旅へ向かっています!

    来年はJALのマイルを活用し、片道はビジネスクラスを押さえて旅立つ予定です。

    候補地としては、

    • アドリア海の絶景が広がるクロアチア
    • 極上のワインと歴史を巡るブルゴーニュブルターニュ
    • 南仏の風を感じるマルセイユ周辺

    など、どこを選んでも魅力的なエリアばかりで今から目移りしてしまいます。

    今年も無事に夫婦で元気に旅を終えられたことに感謝しつつ、また次の旅に向けて日常を頑張りたいと思います。

    最後まで旅行記をお読みいただき、本当にありがとうございました!

    (おわり)

  • みなさん、こんにちは! 旅もいよいよ実質的な最終日、14日目(7月14日)を迎えました。

    今日はフランス全土が祝祭に包まれる「革命記念日(パリ祭 / Fête Nationale)」です。

    絵本のような街・コルマールで過ごす1日。伝統的なホテルの朝から、祝祭の賑わい、海外の食事情、そして旅を締めくくる絶品ディナーまで、盛りだくさんな1日をレポートします!

    🥐 ホテルの朝食と、日本とは一味違うドアプレートの発見

    今朝も宿泊している「イビス スタイルズ コルマール サントル」での朝食からスタート。イビスグループの朝食は機能的で安定感がありますね。

    窓の外を見ると、中庭のテラスで工事が行われており、その向こうに見える建物がまさにアルザス地方独特の木組み(ハーフティンバー様式)で「コルマールに来たんだな」と実感します。

    ちなみに、部屋のドアにかける「起こさないでください(Do Not Disturb)」のカード表示が、日本の感覚と違って少し面白かったのでご紹介します。

    赤色が「ここは私のプライベートスペースです!(入らないで)」という強めの意思表示で、緑色が「お掃除どうぞ!」といったニュアンス。文化や言葉の表現の違いをこうした小物で感じるのも、個人旅行ならではの密かな楽しみです。

    🇫🇷 パリ祭のミリタリーパレード!物持ちを大切にするフランス文化に感動

    朝食後、観光リーフレットに載っていたおすすめモデルコースに沿って旧市街の散策へ繰り出しました。

    しかし今日は「パリ祭(7月14日)」! 街の中心部(リュ・デ・クレ周辺など)では軍や地元の団体による大規模な記念行進(パレード)が行われており、道路が封鎖されていて思ったように散歩が進みません(笑)。

    そこで予定を変更し、現地の人々に混ざってパリ祭のパレードを見学することに!

    パリのような大都会の派手なパレードとは異なり、地方都市ならではのアットホームな雰囲気でとても素敵でした。

    特に印象的だったのが、歴史を感じる超クラシックな古い消防車の行進です。

    ピカピカに磨き上げられ、地元の消防士の皆さんが誇りを持って今なお現役(あるいは大切に維持された動態保存)で動かしている姿に深く感動しました。

    何でもすぐに新しいものへ置き換えがちな日本と違って、古いものを愛し、手入れしながら長く大切に使い続けるヨーロッパの素晴らしさを肌で感じた瞬間でした。

    🍜 ヨーロッパの「和食レストラン」事情とランチ

    お昼頃になり、「今回の旅行で1回くらいは日本食(和食)を食べようか」と思い、街で見つけた和食店風のお店に入ってみることにしました。

    ……が、よくよくメニューや店内を観察してみると、案の定「中国人オーナーが経営する中華系・和風偽装レストラン」でした(笑)。

    料理の味付けや寿司のシャリ、盛り付けの感覚もどこか微妙にズレており、スタッフの雰囲気も日本のそれとは全く異なります。

    ヨーロッパの地方都市では「和食ブーム」に乗っかる形で、中華料理店が「日本料理店」の看板を掲げて営業しているケースが本当に多いですね。旅の途中でクスッと笑ってしまう出来事でした。

    🍷 旅の締めくくり!「インサイド宣言」と最高峰グランクリュの夜

    いよいよ旅の最後の夜。今夜はあらかじめ調べておいた評価の高いモダンフレンチのレストランBord’eau Restaurantを訪問しました。

    お店に入ると、案の定、欧米人に大人気のアウトサイド(テラス席)へ案内されそうになりました。

    しかし昨日の「ハエとの死闘」で固く心に誓った私たちは、すかさず「インサイド(店内の席)でお願いします!」と宣言!

    店員さんは一瞬「えっ?!こんなに天気がいいのに本気で中に入るの?!」というような、なんとも驚いた表情をしていましたが(笑)、涼しく清潔な店内の素晴らしい席に案内してもらえました。快適な空間でお食事ができて大正解です!

    お料理に合わせて頼んだのは、もちろんアルザス名物の白ワイン「リースリング」。しかも今回は特級畑である「グラン・クリュ(Grand Cru)」の素晴らしいボトルを注文しました。キリッとしたミネラル感と芳醇な香りが最高です。

    そして楽しみにしていたお料理ですが……文句なしにめちゃくちゃ美味しい!!

    洗練されたフランス料理の中に、隠し味として「ワサビ」のような和の東洋スパイスが巧みに取り入れられており、まさに今風(モダン)なセンスが光る絶品ばかり。

    途中、隣の席に少々賑やかな中国人観光客グループが着席して少し気になりもしましたが、それを吹き飛ばすほど素晴らしいお料理とワインに恵まれ、旅の最後の夜を最高の形で締めくくることができました。

    明日はついに帰国の日。コルマールからバーゼル経由でフランクフルト空港へと向かいます!

    最後まで安全に気をつけて帰国したいと思います。

  • みなさん、こんにちは! 今日は3泊過ごした思い出深いスイスのツェルマットを後にし、国境を越えてフランスのアルザス地方にある美しい街「コルマール(Colmar)」へ移動する日です 。

    移動がメインの1日となりましたが、車窓の風景や国境駅での体験、そして絵本のようなコルマールの街並みなど、盛りだくさんの一日を振り返ります。

    🏔️ 朝食とマッターホルンへの別れ、そしてスイス縦断の旅へ

    今朝もホテルの素晴らしい朝食からスタート 。窓の外には、今日も美しくそびえるマッターホルンの姿がありました 。 食後はフロントで手配しておいた送迎用電気自動車(EV)に乗り込み、ツェルマット駅へ向かいます 。昔憧れていた電気自動車での送り迎えは、最後まで特別感があってとても快適でした

    本日のルートは以下の通りです

    1. ツェルマット ➔ ビスプ(Visp)
    2. ビスプ ➔ バーゼル(Basel SBB)
    3. バーゼル ➔ コルマール(Colmar)

    スイス国内は1日乗り放題の「Saver Day Pass」を用意していたため、座席予約はせず空いている席に座るスタイルで出発 。 「混雑を避けて空いている時間を……」と選んだつもりの電車でしたが、車内は意外にもほぼ満席! なんとか座れたものの、なんとそこは車内に子供向けの遊具スペースが設置されたファミリー車両(ファミリーゾーン)でした(笑)。元気な子供たちがたくさん集まって少し賑やかではありましたが、ある意味とても平和で安全な雰囲気の中で移動を楽しむことができました。

    🇨🇭➔🇫🇷 バーゼル駅でのトイレ体験と、国境を越えてフランスへ

    スイス国鉄の特急(IC)でスイスとフランスの国境駅であるバーゼル(Basel SBB)に到着 。 ここで乗り換えの合間に有料トイレを体験しました。ヨーロッパの主要駅ではおなじみですが、有料なだけあって清潔に保たれています。

    バーゼル駅の構内にはスイス側とフランス側の境界があり、国境エリア近くのベンチで少し休憩。パスポートチェックなどの厳しい審査は特になく、そのまま歩いてフランス側の乗り場へと進みます。

    フランス側のローカル列車(TER)は1〜2時間に1本ほどの運行で、車体は少し年季が入っており、車内のカラフルで独特な配色に少し驚きました。

    途中で車掌さんの検札も回ってきました。

    車窓を眺めていると、途中で「ユーロエアポート(バーゼル=ミュールーズ=フライブルク空港)」の近くを通過。「スイス・フランス・ドイツの3カ国で共有している珍しい空港で、ここも将来の旅の拠点として使えそうだな」と新しい発見がありました。

    🎨 街全体が絵本の世界!コルマール到着と公園散策

    1時間ほどで終点・コルマールに到着! 普通列車とはいえ、ヨーロッパの列車は一駅一駅の距離がかなり離れているため、車窓のスケール感も見応えがありました。

    駅から宿泊先のホテルまでは徒歩で20分ほど 。緑豊かな公園を通り抜けて街並みを楽しみつつ向かいます。 夕方16:00頃、無事にホテルへチェックイン完了です 。

    コルマールは「小ベニス(ラ・プティット・ヴェニス)」と呼ばれる運河があることで有名です。実際に歩いてみると運河自体はかなり小規模で「ベニスは言い過ぎでは……?(笑)」とも思いましたが、川沿いに立ち並ぶ木組みの建物(ハーフティンバー様式)は本当に可愛らしく、まさに童話や絵本の中に迷い込んだかのような美しい景観でした。

    散策の途中、「プフィスタの家(Maison Pfister)」など、有名な歴史的建築も見学できました 。

    🍽️ 川沿いのフレンチディナーと、まさかの黒柳徹子さん?!

    夕食は事前予約しておいた、観光スポットの川沿いに位置する有名ホテルのレストランRestaurant À l’Échevinへ。

    テラス席からは美しい景観が楽しめ、欧米の観光客の皆さんは好んで外の席に座っています。私たちも案内されるままテラス席に着席したのですが……なんとハエがやたらと飛んできて非常に鬱陶しい!

    欧米の方はあまり気にしないようですが、私たちはどうにも気になってしまい食事に集中できず……。「やっぱり日本人はインサイド(店内)に限るね」と、これ以降の旅行では絶対に室内席を選ぼうと固く心に誓いました(笑)。

    お料理は、地元アルザス産の爽やかなリースリング(白ワイン)を合わせ、前菜・メイン・デザートの3コースランチ風ディナーを堪能。

    そしてお会計の際、店内をふと見ると黒柳徹子さんの写真が飾られているのを発見!

    どうやら黒柳さんも過去にこのホテル・レストランを訪れられたようです。遠く離れたフランスの歴史ある街で日本の有名人の足跡を見つけ、なんだか少し親近感が湧いた面白い夜となりました。

    明日はいよいよ、コルマールの街を終日じっくり観光する予定です!

  • みなさん、こんにちは!

    ツェルマット滞在もいよいよ終盤となる12日目を迎えました 。
    今日は早朝からスイス旅行で一度は見たいと思っていた憧れの絶景に出会うことができ、さらに絶景めぐりと素晴らしいディナーまで楽しめた、大満足の一日を振り返ります 。


    🌅 朝6:00の奇跡!赤く染まるマッターホルンの「モルゲンロート」

    朝、ちょうど目が覚めたタイミングは午前6時頃。
    ふと外を見ると、朝日に照らされたマッターホルンの先端だけが黄金色(赤色)に輝いていました!これぞまさに、旅人の憧れである「モルゲンロート(朝焼け)」の瞬間です。澄み切った空気の中で神々しくそびえるその姿を見ることができ、朝から感動で胸がいっぱいになりました。


    🍳 絶品サーモンと朝食、そして2日連続のグレイシャー・パラダイスへ

    感動の景色のあとは、今日も素晴らしいホテルの朝食からスタートです。
    特にお気に入りなのがサーモン。スイスのスーパーで見かけるサーモンは真空パックのものが主流ですが、ここのホテルで提供されているサーモンは本当に上質で格別の美味しさです。「美味しい朝食がある」というのは、旅の満足度をぐっと引き上げてくれますね。

    朝食後は、昨日に引き続き2日連続で「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス」を目指してロープウェイへ乗り込みました!


    何度登っても、窓から広がる白銀の世界とアルプスの雄大な山並みには飽きることがありません。今回は途中のロープウェイの駅で途中下車して、少し周辺を歩いて風を感じてみるなど、昨日とはまた違ったゆったりとした楽しみ方を堪能しました。


    🏔️ 新ロープウェイで絶景の湖へ!水面に映る「逆さマッターホルン」

    グレイシャー・パラダイスからツェルマットへ戻る途中、近年新しく開通した「ゴルナーグラート側」へアクセスできるロープウェイに乗車してみました。
    そこから1駅だけ上がり、あの有名な「水面にマッターホルンが美しく映り込む湖(リッフェル湖周辺)」へ。風が穏やかな瞬間に、湖面にくっきりと姿を現す「逆さマッターホルン」の絶景をじっくりと目に焼き付けました。

    その後は一度ひとつ下の駅に戻り、そこから再度電車(ゴルナーグラート鉄道)に乗ってゴルナーグラート展望台まで上がるなど、ピーク・パスをフル活用してツェルマットの山々を縦横無尽に巡る贅沢な1日となりました。


    🍷 奮発ディナー!極上ドイツワイン「GG」とウクライナ青年のおもてなし

    スイスに来てからは手軽な食事やスーパーの食材で済ませることも多かったため、今夜は少し奮発して、ツェルマットで一番上等なホテルのフレンチレストランを予約しておきました。

    料理に合わせて頼むワインは、次に訪れる予定の「アルザスワイン」にしようとリースリングを注文したのですが、届いたのはドイツ・ラインヘッセン産の「GG(Großes Gewächs:グローセス・ゲヴェックス)」
    (※GGとは、ドイツワインの最高峰格付けにおける最高の辛口ワインを指します)

    100スイスフラン(約2万円)ほどと少々張り込みましたが、一口飲んでみてびっくり。これが超アタリの最高のワインでした!芳醇な香りと引き締まった辛口の味わいが完璧で、「このワインを選んで本当によかった」と思える至福の1杯となりました。

    また、ホールでサービスしてくれたウクライナ出身の青年がとても気さくで親切にしてくれ、会話も弾んで本当に楽しいディナータイムを過ごすことができました。美味しい料理と最高のワイン、そして温かいおもてなしに包まれた素晴らしい夜でした。


    いよいよ明日はツェルマットを後にし、スイスからフランスのコルマールへと移動します !

  • みなさん、こんにちは! スイス・ツェルマット滞在2日目(7月11日)のレポートです。

    今日は朝からマッターホルンの2大展望台(グレイシャー・パラダイスとゴルナーグラート)を巡る、非常に充実した1日となりました。

    ☕ 「惜しみない」おもてなし!上質な朝食と15分間の停電ハプニング

    今日も旅のスタートはホテルの朝食から。

    宿泊している「Hotel Matterhorn Focus」はやはり期待を裏切らないクオリティで、朝食ブッフェの品揃えも本当に豪華です。

    ヨーロッパのホテルではカプチーノなどの温かいドリンクは自分から頼むことが多いのですが、ここではスタッフさんから親切に声をかけて聴いてくれます。食材の一つひとつに上質さがあり、「良いものを惜しみなく提供しよう」というホテルの姿勢が伝わってきて朝からとても幸せな気分になりました。

    ただ、朝食に向かう前(朝の準備中)に約15分ほどホテル周辺が停電するハプニングが!

    「今日のロープウェイ、動くかな……?」と一瞬焦りましたが、15分ほどで無事に電気が復旧し、その後は1日中問題なく動いてくれたので安心しました。

    🏔️ 12年ぶりの衝撃!エレベーターで繋がる「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス」

    電気も復旧したところで、まずは混雑を避けるため、早めの時間帯に「マッターホルン・グレイシャー・パラダイス」を目指します。

    朝一番のロープウェイは比較的空いていて、澄んだ空気の中を登っていく感覚は本当に爽快で最高でした。

    実はここを訪れるのは約12年ぶり

    12年前は、下のお土産屋さんがあるエリアまでは行けたものの、そこから階段で上る最上階の展望台(大きな十字架がある場所)がクローズしていて行けず、悔しい思いをしていました。

    今回行ってみて本当にびっくり!

    12年の歳月の間に新しいゴンドラ(3Sケーブルカー)が増設されていただけでなく、ゴンドラの駅から最上階の展望台までエレベーターで一気に行けるようになっていたのです!

    オーバーツーリズムによる観光客の増加や、イタリア側(チェルヴィニア)へ繋がる新しい国際ロープウェイ(Matterhorn Alpine Crossing)の開業に合わせて、施設全体が大きく進化したのだと実感しました。12年前のリベンジを果たし、十字架のある一番高い展望台からの絶景を噛み締めました。

    展望台を満喫した後は、氷点下の世界に作られた彫刻が並ぶ「氷の宮殿(アイス・パレス)」も見学し、山の魅力を存分に味わいました。

    🚂 「雨は必ずやむ!」信じた者だけが見られたゴルナーグラートの絶景

    グレイシャー・パラダイスから一度麓まで降りた後は、続いて「ゴルナーグラート鉄道」に乗り込みます。

    山頂のゴルナーグラート駅に着く手前で、少し雨がパラつき始めてしまいました。

    駅に着いた際、周囲の観光客の皆さんは雨を嫌がって一番上の展望台まで登るのをためらっている様子でした。

    しかし私たちは「山の雨は必ずやむはず!」と信じて、雨が降るなか二人で徒歩で一番上の展望台へと向かいました。

    すると……予想通り、少しずつ雨がやんできたのです!

    雨の中で突き進んだおかげで、最初は貸切状態のような贅沢な時間を過ごすことができました(後から続々と他の観光客も登ってきました)。諦めずに上まで行って本当に良かったです。

    🏊‍♂️ 午後はホテルのジャグジー&プールで最高の極上リフレッシュ

    2つの展望台を制覇してホテルへ戻った後は、地元のスーパー(COOPなど)で軽く買い物をしてひと休み。

    午後の14時以降は、ホテルの素晴らしいスパ・プール施設へ。

    ここのプールには心地よいジャグジーが付いており、水流にあたりながらゆったりと泳いだり体をほぐしたりして、午前中の山歩きの疲れをすっかり癒やしました。

    ロケーション、お部屋、朝食、そしてスパ施設まで、何から何まで至れり尽くせりの「Hotel Matterhorn Focus」。あらためて素晴らしいホテルを選んだなと大満足の1日でした。

  • みなさん、こんにちは!

    旅は10日目、いよいよスイス観光の大きな目的地であるツェルマット(Zermatt)への移動日です。

    今日は12:05発の絶景列車「氷河急行(グレイシャー・エクスプレス)」に乗車します。午前中はクール(Chur)の街でちょっとした用事を済ませ、午後はアルプスの絶景に包まれながら憧れの山の街へ向かいました。

    🏦 12年前の旧スイスフランをお札両替!スイスの銀行体験

    午前10:00頃にホテルをチェックアウト。電車までは少し時間があるため、まずはクール市内の銀行を目指すことにしました。

    実は、12年ほど前に両替してずっと持っていたスイスフランの紙幣があったのですが、調べてみると紙幣のデザインが変わっていて、現在は古い紙幣がお店で使えないことが判明!

    どうしようか悩んでAIに相談したところ、「地元の銀行に行けば新紙幣に交換してもらえますよ」と教えてもらったため、挑戦してみることに。

    バスに乗って指定の銀行へ行き、受付のスタッフさんに「この古いお札を新しいものに変えてほしい」と伝えると、とてもスムーズに交換してくれました!

    日本の銀行のような厳重な窓口カウンターがあるわけではなく、オープンで普通のオフィスのような空間だったのが新鮮で、海外で銀行に入るという面白い体験になりました。

    🍷 氷河急行に乗車……そしてヒヤッとした「座席間違い」ハプニング!

    無事に両替を終え、駅前のベンチで風に当たりながら少し待機。時間が近づいてきたのでホームへ向かいます。

    クール駅はスイッチバック構造になっているため、列車はここから進行方向を変えてツェルマットへと向かいます。乗り込んだ車内は、すでに多くの観光客で賑わっていました。

    ここで、後々まで響く大きなハプニングが発生します!

    実は、私たちが取っていた指定席は「21番・22番」だったのですが、うっかり勘違いして「11番・12番」の席に座ってしまっていたのです。

    たまたまその席が空いていたため、自分たちが間違えていることに全く気がつかないまま過ごしていました。

    しばらくして、事前にメールで予約しておいた車内ランチがなかなか運ばれてこないことに気づきます。

    「途中駅から乗ったから遅れているのかな?」としばらく待っていたものの、いくら待っても来ないためスタッフさんに尋ねてみると……なんと「ノーショー(無断キャンセル)」扱いになりかけていたことが発覚!

    スタッフさんは「指定席に誰もいなかったから……」とのこと。すぐ横の席(11・12番)に座っていたので「ちょっと確認してくれればいいのに……」と思いつつも、完全に座席を間違えていたこちらが原因なので仕方ありません。

    他の皆さんの理事が終わったあとに慌てて料理を出してもらう形になり、少し気まずい思いをしましたが、なんとか美味しいコースランチをいただくことができました(笑)。

    💡 率直な感想

    氷河急行はとても有名ですが、正直なところ「座席での食事コース体験」がなければ、普通の列車からの景色とそこまで大きくは変わらないかもしれません。スイスに初めて来られる方で「時間が限られている」という場合は、無理に氷河急行を組み込まなくても十分スイスの車窓は楽しめるかな、というのが正直な実感でした!

    🛺 憧れの電気自動車でお出迎え!マッターホルンの麓へ

    18:07、列車は終点のツェルマット(Zermatt)に到着!

    ツェルマットはガソリン車の乗り入れが禁止されている環境都市のため、街の中はかわいらしい電気自動車(EV)が走っています。

    昔ツェルマットに来た際に「いつかあのホテルの送迎電気自動車に乗ってみたいな」と思っていたので、今回は事前に到着便をホテルに伝えて送迎を頼んでおきました。

    駅前に迎えに来てくれていた電気自動車に乗り込み、街を抜けてホテルへ!念願のEVに乗れて大満足です。駅前に迎えに来てくれていた電気自動車に乗り込み、街を抜けてホテルへ!念願のEVに乗れて大満足です。

    🏨 「Hotel Matterhorn Focus」へチェックイン

    今回滞在するのは「ホテル マッターホルン フォーカス(Hotel Matterhorn Focus)」。

    マッターホルン・グレイシャー・パラダイスへ向かうロープウェイ乗り場のすぐ真下に位置する、ロケーション最高のホテルです。

    近年スイスは物価高とオーバーツーリズムの影響もあってホテル代が非常に高騰しています。通常のホテルでも1泊4万円前後、今回は1泊約6万円という奮発した滞在になりました!

    今回選んだのは、マッターホルンが見えるお部屋(マッターホルンビュー)の中で一番リーズナブルなカテゴリー。

    階層としては低めですが、ベランダに出ると目の前に雄大なマッターホルンがドーンとそびえ立つ最高の眺望でした!高層階のより高いお部屋でなくても、十分すぎるほどの絶景です。

    🍔 夕食はやっぱり……マクドナルド!

    スイスは外食費が非常に高く、なおかつ「お値段のわりに……」ということが多いのが悩みの種。

    今夜も無理に高いレストランへ行くのはやめて、やっぱりマクドナルドへ行きました!

    国ごとの限定メニューや物価の違いを感じながら食べるマックも、個人旅行ならではの面白い思い出です。

    明日からはツェルマットに数日間滞在し、ゴルナーグラート鉄道やロープウェイを使ってアルプスの絶景を心ゆくまで満喫したいと思います!

  • みなさん、こんにちは!

    イタリアのティラーノ滞在を終え、旅はついにイタリアからスイスへの国境越えを迎えます(7月9日)。

    本日のハイライトは、世界遺産にも登録されている「レーティッシュ鉄道(ベルニナ線)」に乗ってアルプスを縦断する鉄道旅! サン・モリッツで1泊して翌日の氷河急行に繋げるルートも考えたのですが、サン・モリッツはホテルの宿泊費がかなり高額なため、今回は一気に終点の街「クール(Chur)」まで移動することにしました。

    ☕ 朝食とエアコンのないホテルからの旅立ち

    朝起きたら、まずはホテルの朝食会場へ。いつものイタリアらしい甘いパンやカフェの朝食をいただきます。

    今回宿泊した駅前のホテル(ホテル・ベルニナ)は、立地こそ最高だったもののエアコン(冷房)が効いておらず、夏の時期ということもあり少々しんどい滞在となりました……。しかし! ここから先のスイス・フランスのホテルはすべてエアコン付きの部屋を確保してあるので、ひと安心です。

    出発の30分ほど前にチェックアウトし、目の前にある駅へ向かいました。

    🚆 スイス・ハーフフェアカードでお得に予約!レーティッシュ鉄道の旅

    レーティッシュ鉄道のチケットは日本で事前手配しておきました。

    1日乗り放題の「Saver Day Pass」と価格を比較したところ、あらかじめ手配したスイス・ハーフフェアカード(半額カード)を適用した区間乗車券(Point-to-Point Ticket)の方が安かったため、そちらを選択!

    今回の列車は座席に豪華な食事コースがついているプランではなく、シンプルなパノラマ座席。車内販売が回ってきたので、冷えたワインなどを注文して優雅な車窓旅をスタートさせました。

    事前知識としては「途中にぐるっと回るループ橋(ブルシオ橋)がある」ということくらいしか知らなかったのですが、実際にそこを通過した時は「おぉ、なるほど!」という感じでした(笑)。

    🏔️ ループ橋以上の感動!途中駅での美しい特別停車

    ループ橋も良かったのですが、それ以上に印象に残ったのは途中の駅での停車時間でした。

    時間の調整なのか定期停車なのかは分かりませんが、途中の駅(標高の高い絶景駅)で15分〜20分ほど長く停車する時間がありました。電車から降りて外の空気を吸い、目の前に広がる雄大なアルプスの絶景を眺めることができたのですが、この景色が本当に素晴らしかったです!

    🏨 クール到着とアコーゴールド特典&無料バスチケット

    絶景の連続を楽しみながら、列車は終点のクール(Chur)に到着!

    ホテル(イビス・クール)のチェックイン開始(15:00)よりも1時間ほど早く着いてしまったのですが、事前にアコー(Accor)ホテルのゴールド会員になっていたおかげで、1時間前にもかかわらず快くアーリーチェックインをさせてくれました。

    クールの駅からホテルまでは距離があり、とても歩ける距離ではありません。しかし、ホテルからあらかじめ送られてきた「クールの市内バス乗り放題チケット(ゲストカード)」を事前に登録し、スマホにQRコードを発行しておいたおかげで、バスも楽々&無料で移動できました。乗車中の検札はありませんでしたが、準備しておいて大正解でした。

    🍔 スイスの物価感と「マック・ラクレット」

    スイスは外食費が非常に高いため、今日の夕食は手軽に「マクドナルド」へ行くことにしました。

    せっかくなので、スイス限定メニューの「マック・ラクレット(McRaclette)」を注文! スイス名物のラクレットチーズがたっぷり使われた独特のハンバーガーで、これが予想以上に美味しかったです。

    よく「スイスは物価が高すぎる!」と言われますが、実際に現地で過ごしてみると、一番の原因は現在の極端な日本円安(レート)にあるんだなと実感しました。

    円換算すると値段が日本の2倍くらいに感じてクラクラしますが、為替レートの頭を一度リセットして「1スイスフラン=100円」くらいの感覚で考えれば、「まあ、ヨーロッパの物価ならこんなものかな」と納得できる部分もありました。

    明日はもう一つの大目玉、「氷河急行(グレイシャー・エクスプレス)」に乗って、マッターホルンの麓「ツェルマット」を目指します!

  • みなさん、こんにちは!

    ヴェネツィアからアルプスの麓の街「ティラーノ(Tirano)」へ移動し、迎えた滞在2日目(7月8日)。明日はついに待望の「ベルニナ急行」に乗車する日ですが、今日は1日フリーの日です。

    ティラーノ自体はとても小さな街で特別な観光名所が少ないため、今日は足を伸ばして美しい湖畔のリゾート「コモ湖(Lago di Como)」へ日帰りで行ってみることにしました!

    しかし、この日は旅に付きもののハプニングが次々と起こる1日となったのです……!

    ☕ 朝食と駅前の風景

    まずはホテルで朝食をとります。今回宿泊している「Hotel Bernina(ホテル・ベルニナ)」は本当に駅の目の前にあり、ロケーションが最高です。

    朝食会場の窓からは、明日乗る予定のスイスの「レーティッシュ鉄道」の駅や線路がよく見えます。カラフルな列車が行き交う様子を眺めながらいただく朝食は、鉄道好きにはたまりません。

    ⚠️ 電車がキャンセル!?ティラーノの街をプチ散策

    コモ湖の玄関口となる街「コリコ(Colico)」を目指し、あらかじめ買っておいた09:08発の列車のホームへ向かいました。

    ところが、駅に着いてびっくり。なんと乗る予定だった09:08発の列車が突然のキャンセル(運休)に! イタリアのローカル線ではたまにあることとはいえ、出鼻をくじかれてしまいました。

    落ち込んでも仕方がないので、次の10:08発のチケットを取り直し、出発までの1時間を活用してティラーノの市内を少しだけ散策することにしました。

    🚆 コモ湖の主役「ヴァレンナ」へ!……しかし大混雑

    10:08発の電車に無事乗車。まずはコリコ駅に着きましたが、ここでは船の乗り継ぎ時間が全く合いませんでした。そこで、さらに南にある大きな駅「ヴァレンナ・エジーノ(Varenna-Esino)」まで行くことにしました。

    ヴァレンナはコモ湖の東岸にある美しい港町で、対岸のベッラージョ(Bellagio)などへ渡るフェリーの拠点です。ここから船に乗れば湖を満喫できるはず!と期待して港へ向かったのですが……

    そこには想像を絶する超・大混雑が待っていました!

    ミラノなどから押し寄せた観光客で港はごった返しており、船のチケットを買うだけでも30分以上は並ばなければいけない状態。「これはさすがに無理だ……」と船に乗るのを諦めました。

    船は断念しましたが、湖沿いに続くギリギリの狭い遊歩道を歩いてみることに。湖とカラフルな街並みのロケーションは本当に素晴らしいのですが、どこに入ろうとしてもカフェやレストランは満席。お店が途切れるところまでグルッと散策し、駅へと引き返しました。

    🍕 コリコへ戻りランチ&アフガニスタン青年との出会い

    船にも乗れずカフェにも入れないため、この場所にいても仕方がないと考え、一度通り過ぎた一番北の駅「コリコ(Colico)」まで戻ることにしました。

    コリコは観光地化されたヴァレンナとは対照的に、人もまばらでとても静かな街でした。湖畔の船着き場もよく分からなかったのですが、いくつか並んでいるレストランの中から「ブルーリバー(Blue River)」というお店に入ってみることに。

    ここで「ナポリピッツァ」と「冷えた白ワイン」を注文しました。

    最初、接客してくれたお店の青年(スタッフ)は少し無愛想でクールな印象だったのですが、私たちが日本人だと分かると態度が一変!

    なんと彼が深く尊敬している「アフガニスタンで人道支援を行った日本人医師(中村哲先生)」の話になり、一気に距離が縮まりました。

    聞けば、彼はアフガニスタンからイタリアへやってきた出稼ぎの方だったのです。国境を超えて日本人に感謝と敬意を持って接してくれたことに心が温まり、旅の思いがけない素敵な思い出となりました。

    🍋 激しい胸焼けとAIのアドバイスでスッキリ

    心温まるランチを終えてティラーノのホテルへ戻ったのですが……ここで思わぬ事態が。

    お昼に食べたピザの油分が効いたのか、ものすごい胸焼けに襲われてしまいました!

    ホテルに着いた途端、すっかり身動きが取れなくなってしまいました。

    そんな時、AIに相談してみたところ、

    「レモンを買って、炭酸水(ソーダ)で割って飲むと胃がスッキリしますよ」 と教えてくれました。

    気力を振り絞って近くのスーパーへ買い出しに行き、レモンを絞った炭酸水を飲んでみたところ……これが大正解! 少しずつ胃が落ち着き、なんとか体調を取り戻すことができました。

    明日はこの旅のハイライトの一つ、アルプスを越える「ベルニナ急行」への乗車日です。今夜は無理をせず、早めにベッドに入って体を休めたいと思います!

    (次回:いよいよアルプス越え!絶景のベルニナ急行でスイス・クールへ)

  • みなさん、こんにちは!

    7月7日、5泊6日お世話になった水の都・ヴェネツィアを離れ、次なる目的地であるイタリア北部の街「ティラーノ(Tirano)」へと移動する日です。

    美しい街並みだけでなく、旅の途中で実感した「現代の個人旅行ならではの教訓」や少しクスッと笑えるハプニングまで、盛りだくさんの1日をお届けします!

    🌅 ヴェネツィア最後の朝ごはんと、快適だったリド島滞在

    今日も朝起きて、ホテル・リゲルの朝食会場でいつものように朝食をとります。これがヴェネツィアでいただく最後の朝ごはんです。

    振り返ってみると、リド島を拠点にした今回のお宿「Hotel Rigel(ホテル・リゲル)」は本当に素晴らしいホテルでした。価格もそこまで高額ではなく、豊かな緑と落ち着いた環境があり、スタッフも親切。数年前にすぐ近くのホテルに泊まった際、前を通って「ここもいいな」と思っていた直感は大当たりでした。

    列車の出発時刻に合わせて、9時半ごろにゆっくりとチェックアウトを済ませました。

    💡 旅の教訓:最短ルートの落とし穴と「Google集中現象」

    リド島の船着き場から水上バス「ヴァポレット(Vaporetto)」に乗り、サンタ・ルチア駅を目指します。

    ここで一つ、今回の旅で痛感した「現代のルート検索の落とし穴」について書き留めておきたいと思います。

    現在、旅行者の誰もがスマホのGoogleマップを使って「リド島からサン・マルコ広場や駅に向かう経路」を調べます。論理的な検索結果として最も速く表示されるのが、途中の大運河を通らずショートカットする急行線(61番など)の船です。

    しかし、「誰もがGoogleの指示通りに動くため、その最短便だけに人が異常に集中してパンクする」という罠があるのです。実際に乗り場を見てみると、最短ルートの船は人が溢れかえるほどのすし詰め状態になっていました。

    私はこの現象を、少し皮肉を込めて「Googleバカ」と呼ぶことにしました。

    何事も思考停止でアプリに頼りきっていると、論理的な「最速」にばかり人が群がり、実質的な快適さを見失ってしまいます。

    そこで私たちは、あえて少し遠回りして大運河(カナル・グランデ)を通る「2番」のヴァポレットを選ぶことにしました。1番(各駅停車)よりも速い快速タイプで、本数も多く、何より車内がすいていて快適そのもの!

    少し時間はかかりますが、ヴェネツィア最後の大運河の美しい景色をゆったりと堪能することができました。自分の目で状況を見て判断することの大切さを実感した瞬間です。

    🚄 フレッチャロッサの「プレミアムクラス」で快適なミラノ移動

    サンタ・ルチア駅に到着し、いよいよイタリアの高速列車「フレッチャロッサ(Frecciarossa 9724便)」が入線してきました。まずはミラノ中央駅へ向かい、ここでベネチアともお別れです。

    今回は最安値の2等車(スタンダード)ではなく、ひとつ上の「プレミアムクラス(Premium)」の席を予約していました。

    実は出発のかなり早めの段階で手配していたため、早割が効いて一般の2等車とほぼ同じようなお値段で乗れたのです。

    座席の広さ自体は標準クラスと劇的には変わりませんが、乗車するとウェルカムサービスとしてお菓子(スナック)とペットボトルのお水が配られる嬉しい特典がありました!(ちなみにさらにもう一つ上のクラスになると、お食事やワインなどがサービスされるそうです)。

    ⚠️ ミラノ中央駅での1時間の乗り継ぎと「有料トイレ」のハプニング

    およそ2時間半でミラノ中央駅に到着。次のティラーノ行き列車まで約1時間の乗り換え時間があったため、一度ホームを降りたところにある駅の有料トイレに寄ることにしました。

    近年のヨーロッパでは定番となった「クレジットカードのタッチ決済」でゲートが開く仕組みだったのですが、ここでちょっとしたトラブルが発生!

    カードをタッチしてもゲートがうまく開かず、中に入れなくなってしまったのです。近くにいた係員の方に身振り手振りで伝えたところ、親切にゲートを開けて中に入れてくれました。

    「助かった!」と思ったのも束の間、あとでクレジットカードの利用履歴を確認してみると、しっかりタッチ決済は反応しており、結果的に1回分無駄に支払ってしまっていました(笑)。少額とはいえ、海外の自動改札や有料トイレの感度には少し注意が必要です。

    🏔️ コモ湖を眺めながらアルプスの麓「ティラーノ」へ

    ミラノ中央駅からは、ロンバルディア州の北端へと向かう普通列車(Trenord 2828便)に乗車します。

    車窓からは有名なリゾート地「コモ湖(Lago di Como)」の美しい湖畔が続き、電車は徐々にアルプスの山々へと入っていきます。

    今回の旅で、なぜここ「ティラーノ」に2泊する日程を組んだのかには、理由があります。

    当初は「ミラノからドモドッソラを経由してスイスのツェルマットへ抜ける」という王道ルートを計画していました。しかし調べてみると、2026年夏はドモドッソラ付近のシンプロントンネル・線路が大工事のために全面運休となっていることが判明したのです。

    そこでアルプスを東側(サン・モリッツ方面)から越える絶景列車「ベルニナ急行(レーティッシュ鉄道)」のルートへ計画を変更。すでにお得な『スイス・ハーフフェアカード』の利用開始日を「7月9日」で手配していたため、ベルニナ線の起点であるここティラーノの街で2泊して時間調整をすることにしました。

    🥵 夏のヨーロッパ旅行の注意喚起:ホテルの「エアコン有無」は要チェック!

    夕方、今回の宿「Hotel Bernina(ホテル・ベルニナ)」に到着してびっくり!

    近年、ヨーロッパ全体(スイスやアルプスの山麓も含めて)で猛暑が続いていますが、この宿には「客室のエアコン(冷房)」がありませんでした。

    夜になっても部屋が暑くてなかなか寝付けず、これにはシニア夫婦ともどもかなり体力を消耗しました……。

    アルプスに近い山麓の街であっても、7月・8月のヨーロッパ旅行でホテルを選ぶ際は、「エアコン(Air Conditioning)が完備されているか」を事前に必ずチェックしておくことを強くおすすめします!

    🍷 隠れた名店でのディナーと、夜の涼風

    少しバテ気味の夕方でしたが、近所のスーパーで日用品を買ったついでに街歩きをし、よさそうなローカルレストランを見つけました。

    ここでいただいた「プロシュート・エ・メローネ(生ハムとメロン)」と、地元で採れた「ポルチーニ茸のスパゲッティ」が絶品!地元の美味しいワインを合わせると、移動と暑さの疲れがふっと和らぎました。

    夜中、どうしても部屋が暑かったため、ホテルのベランダのドアを開け放って涼むことに。

    駅の目の前のホテルなので、ベランダからは静まり返ったティラーノ駅と待機している鉄道がライトアップされて並んでいるのが見えました。暑かったからこそ見られた、どこか情緒ある夜中の一コマです。

    明日は、コモ湖を少し回ります!