みなさん、こんにちは!
7月7日、5泊6日お世話になった水の都・ヴェネツィアを離れ、次なる目的地であるイタリア北部の街「ティラーノ(Tirano)」へと移動する日です。
美しい街並みだけでなく、旅の途中で実感した「現代の個人旅行ならではの教訓」や少しクスッと笑えるハプニングまで、盛りだくさんの1日をお届けします!
🌅 ヴェネツィア最後の朝ごはんと、快適だったリド島滞在
今日も朝起きて、ホテル・リゲルの朝食会場でいつものように朝食をとります。これがヴェネツィアでいただく最後の朝ごはんです。


振り返ってみると、リド島を拠点にした今回のお宿「Hotel Rigel(ホテル・リゲル)」は本当に素晴らしいホテルでした。価格もそこまで高額ではなく、豊かな緑と落ち着いた環境があり、スタッフも親切。数年前にすぐ近くのホテルに泊まった際、前を通って「ここもいいな」と思っていた直感は大当たりでした。
列車の出発時刻に合わせて、9時半ごろにゆっくりとチェックアウトを済ませました。
💡 旅の教訓:最短ルートの落とし穴と「Google集中現象」
リド島の船着き場から水上バス「ヴァポレット(Vaporetto)」に乗り、サンタ・ルチア駅を目指します。
ここで一つ、今回の旅で痛感した「現代のルート検索の落とし穴」について書き留めておきたいと思います。
現在、旅行者の誰もがスマホのGoogleマップを使って「リド島からサン・マルコ広場や駅に向かう経路」を調べます。論理的な検索結果として最も速く表示されるのが、途中の大運河を通らずショートカットする急行線(61番など)の船です。
しかし、「誰もがGoogleの指示通りに動くため、その最短便だけに人が異常に集中してパンクする」という罠があるのです。実際に乗り場を見てみると、最短ルートの船は人が溢れかえるほどのすし詰め状態になっていました。
私はこの現象を、少し皮肉を込めて「Googleバカ」と呼ぶことにしました。
何事も思考停止でアプリに頼りきっていると、論理的な「最速」にばかり人が群がり、実質的な快適さを見失ってしまいます。
そこで私たちは、あえて少し遠回りして大運河(カナル・グランデ)を通る「2番」のヴァポレットを選ぶことにしました。1番(各駅停車)よりも速い快速タイプで、本数も多く、何より車内がすいていて快適そのもの!
少し時間はかかりますが、ヴェネツィア最後の大運河の美しい景色をゆったりと堪能することができました。自分の目で状況を見て判断することの大切さを実感した瞬間です。


🚄 フレッチャロッサの「プレミアムクラス」で快適なミラノ移動
サンタ・ルチア駅に到着し、いよいよイタリアの高速列車「フレッチャロッサ(Frecciarossa 9724便)」が入線してきました。まずはミラノ中央駅へ向かい、ここでベネチアともお別れです。
今回は最安値の2等車(スタンダード)ではなく、ひとつ上の「プレミアムクラス(Premium)」の席を予約していました。
実は出発のかなり早めの段階で手配していたため、早割が効いて一般の2等車とほぼ同じようなお値段で乗れたのです。
座席の広さ自体は標準クラスと劇的には変わりませんが、乗車するとウェルカムサービスとしてお菓子(スナック)とペットボトルのお水が配られる嬉しい特典がありました!(ちなみにさらにもう一つ上のクラスになると、お食事やワインなどがサービスされるそうです)。


⚠️ ミラノ中央駅での1時間の乗り継ぎと「有料トイレ」のハプニング
およそ2時間半でミラノ中央駅に到着。次のティラーノ行き列車まで約1時間の乗り換え時間があったため、一度ホームを降りたところにある駅の有料トイレに寄ることにしました。
近年のヨーロッパでは定番となった「クレジットカードのタッチ決済」でゲートが開く仕組みだったのですが、ここでちょっとしたトラブルが発生!
カードをタッチしてもゲートがうまく開かず、中に入れなくなってしまったのです。近くにいた係員の方に身振り手振りで伝えたところ、親切にゲートを開けて中に入れてくれました。
「助かった!」と思ったのも束の間、あとでクレジットカードの利用履歴を確認してみると、しっかりタッチ決済は反応しており、結果的に1回分無駄に支払ってしまっていました(笑)。少額とはいえ、海外の自動改札や有料トイレの感度には少し注意が必要です。
🏔️ コモ湖を眺めながらアルプスの麓「ティラーノ」へ
ミラノ中央駅からは、ロンバルディア州の北端へと向かう普通列車(Trenord 2828便)に乗車します。
車窓からは有名なリゾート地「コモ湖(Lago di Como)」の美しい湖畔が続き、電車は徐々にアルプスの山々へと入っていきます。
今回の旅で、なぜここ「ティラーノ」に2泊する日程を組んだのかには、理由があります。
当初は「ミラノからドモドッソラを経由してスイスのツェルマットへ抜ける」という王道ルートを計画していました。しかし調べてみると、2026年夏はドモドッソラ付近のシンプロントンネル・線路が大工事のために全面運休となっていることが判明したのです。
そこでアルプスを東側(サン・モリッツ方面)から越える絶景列車「ベルニナ急行(レーティッシュ鉄道)」のルートへ計画を変更。すでにお得な『スイス・ハーフフェアカード』の利用開始日を「7月9日」で手配していたため、ベルニナ線の起点であるここティラーノの街で2泊して時間調整をすることにしました。





🥵 夏のヨーロッパ旅行の注意喚起:ホテルの「エアコン有無」は要チェック!
夕方、今回の宿「Hotel Bernina(ホテル・ベルニナ)」に到着してびっくり!
近年、ヨーロッパ全体(スイスやアルプスの山麓も含めて)で猛暑が続いていますが、この宿には「客室のエアコン(冷房)」がありませんでした。
夜になっても部屋が暑くてなかなか寝付けず、これにはシニア夫婦ともどもかなり体力を消耗しました……。
アルプスに近い山麓の街であっても、7月・8月のヨーロッパ旅行でホテルを選ぶ際は、「エアコン(Air Conditioning)が完備されているか」を事前に必ずチェックしておくことを強くおすすめします!
🍷 隠れた名店でのディナーと、夜の涼風


少しバテ気味の夕方でしたが、近所のスーパーで日用品を買ったついでに街歩きをし、よさそうなローカルレストランを見つけました。
ここでいただいた「プロシュート・エ・メローネ(生ハムとメロン)」と、地元で採れた「ポルチーニ茸のスパゲッティ」が絶品!地元の美味しいワインを合わせると、移動と暑さの疲れがふっと和らぎました。



夜中、どうしても部屋が暑かったため、ホテルのベランダのドアを開け放って涼むことに。
駅の目の前のホテルなので、ベランダからは静まり返ったティラーノ駅と待機している鉄道がライトアップされて並んでいるのが見えました。暑かったからこそ見られた、どこか情緒ある夜中の一コマです。

明日は、コモ湖を少し回ります!
コメントを残す